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第34回 / 総合問題 / 傾聴・共感・会話技術

第34回・問題119|総合問題2

共通事例

〔事 例〕Dさん(70歳,男性)は,19歳のときに統合失調症(schizophrenia)を発症し,入退院を繰り返しながら両親と一緒に生活してきた。両親が亡くなったことをきっかけとして不安に襲われ,妄想や幻聴の症状が強く現れるようになった。そのため,兄に付き添われて精神科病院を受診し,医療保護入院となった。
 現在は,入院から3年が経過し,陽性症状はほとんどなく,病棟で日中はレクリエーションに参加するなど落ち着いて生活している。

 Dさんは施設への入所が決まり,うれしそうに退院の準備をするようになった。ある夜,1人で荷物の整理をしていたときに転んでしまい,顔を強打して大きなあざができた。後遺症はないことがわかったが,Dさんは自信をなくし,介護福祉職に,「これでは施設も自分を受け入れてくれないだろう」と言い,「施設入所がうれしくて早く準備がしたかった」と話した。
 そばに寄り添い,Dさんの話を聴き終えた介護福祉職が,「施設入所がうれしくて,早く準備をしたかったのですね」と言うと,Dさんは,「退院を諦めていたけど,自分にも暮らせる場所があると思った」とやりたいことや夢を語り出した。
 介護福祉職が行ったコミュニケーション技術として,最も適切なものを1つ選びなさい。